各々の鍼灸師の先生方に合わせた適切な質の艾を、出来るだけ価格を抑えてご提供いたします。
株式会社オーエヌ 艾製造・販売部門では、鍼灸治療のお灸に使われる艾(もぐさ)を製造・販売しております。
鍼灸師の先生方に、適切な質の艾を、出来るだけ安くお届けし、鍼灸師の先生方のサポートをすることで、鍼灸治療の良さを世界に広げたいと考え、2020年にいちから創業いたしました。
森ノ宮医療学園の織田隆三先生の著書「もぐさのはなし」を基に、粉砕法、不要粉末の除去法、精製法を忠実に再現することから始め、臼杵、石臼、円どおし、唐箕を設計・開発し、独自の工夫も組み入れ、艾の精製方法を確立いたしました。
技術開発を全ていちから行っておりますので、鍼灸師の先生方のご希望に沿ったオーダーメイドの艾を提供可能です。
お気軽にお問い合わせください。
艾の製造工程
艾の原料となるヨモギは、茨城県内の協力会社で、安心品質で栽培されています。
鍼灸師の先生方に、安心品質の艾を低価格で届けたい。
実現するには、できる限りのコスト削減が必要でした。
山林に近い条件の畑にて、農薬・化学肥料・除草剤などの化学的な薬品類を一切使用せず、手間をかけて丁寧に育てています。
収穫したヨモギを天日で丁寧に乾かします。
成長したヨモギを7~8月頃に、茎と共に刈り取り収穫。
収穫したヨモギは、すぐに葉を扱き取り、扱き取った葉のみ直射日光にて2~4日乾燥させ、蔵などで冬まで保管します。
この間に、葉の熟成が進みます。
木臼で突くことで、荒砕きを行う。
冬になり、加工に適した湿度になったら、加工に入ります。
石臼にかける前に、木臼で適度な大きさに砕いていきます。
石臼を用いて粉砕する。
回転する石臼で1~3回繰り返してひき、艾になる部分(線毛)と不要部分(葉肉、葉脈、葉柄など)を分離する。
不要部分を篩(ふるい)を用いて除去していく。
葉肉や葉脈などの不要部分は粉砕されて粉末になっている。
粉末は篩の下に、艾は篩の上に残る。
唐箕で精製していく。
艾精製用の特別な構造をした唐箕を使用し、艾の精製度合を調節する。